敏感過ぎる子に大切なことは?
夏休み明けの子ども達も
これから疲れが溜まってきそうですね。
特に敏感な特性を持ち合わせているHSP、
子どもの場合HSC傾向の子が、
何かサインを出していたら
早めに気づいてあげたいですね。
HSP・HSCの特徴
・まぶしい光や、強い臭い、肌触りの悪い布、
近くを通るサイレンの音といったものに
容易に圧倒されてしまう。
・短時間に多くのことを抱えると慌ててしまう。
・暴力的な映画・テレビ番組を見ないようにしている。
・忙しい日が続くと、ベッドや暗い部屋、
もしくは一人になって刺激を
やわらげることができる場所に閉じこもりたくなる。
・生活する上で、動揺したり圧倒されるような状況を
避けることを最優先にしている。
・デリケートで繊細な、香や味・音・芸術作品がわかり、
それを楽しんでいる。
・豊かで複雑な内面世界をもっている。
・子どもころ親や先生は、
私のことを繊細あるいは内気だと思っていた。
(アメリカの精神分析医で学者のエイレン・アーロンの
サイトから引用)
HSP・HSCの特徴を周囲も理解する
HSP・HSCの特徴を本人が、
理解していて、困っていなければ何も問題はないのです。
問題は、本人が
「自分はこういう特性なんだ」と理解していて、
受け止めながら進んでいこうとしているのに、
周囲の理解や認識がないことです。
近年、HSP・HSCの特性の認識が広がってきました。
しかし、
まだまだ、正しい情報を得ていない
保護者や教師も多いと、ご相談を受けていて感じます。
・他の子は、何も感じないようなことも
敏感に感じ取る。
「本当は、○○したいけど、お友達に譲らないと
イライラして文句言われそうだから譲る」
・共感力が高いので自分のこと以外にも、
お友達のマイナス感情も共感して感じ取る。
忘れ物をした生徒を
いつまでもいつまでも
しつこく注意をする教師を見て、
「自分が忘れ物をした訳ではないが、
自分が怒られているような気がして
マイナス感情が増える」
HSC傾向のある子は
表面上あまり嫌な表情を出さないので
内心をわかってもらえないことがあります。
日頃の疲れが溜まり、動き出せない、
ぱったり学校に行けなくなると、
周囲は、「何でーーー!?」
となると思いますが、
HSC傾向の子の特性を知っていたら、
敏感な子の気持ちを
もう少し理解出来ると思います。
体育会系の親・教師ほど注意が必要
親や教師が、子どもと同じHSPの特性を持っていたら
子どもの気持ちを理解しやすいでしょう。
あなたが反対に何でも率先して、
前向きに元気に取り組むタイプだとしたら
敏感なタイプの子の気持ちを
理解するのには、
自分の知っている思考回路とは
違うルートからアクセスする必要があります。
一生懸命、相手のことを考えてはいるのに・・・
空回りしている保護者の方や教師の方の
お話を聞くと、
思いが届かないのは、勿体ないと思います。
『自分とは違う価値観へのアクセスをしてみよう!』
と認識して相手の心に寄り添えるような
伝え方をしてほしいなと思います。
*上記のこと、不登校問題を抱えている、
いつまでも、子どもを無理やり威圧的に学校に
行かせようとするお父様にもお伝えしています。
特性だから、どうすることもできないことがある。
自分とは違う価値観への理解ができたことで
やっと、子どもへの対応が好転した
お父様もいらっしゃいましたよ。
我が子だけの良さに注目しよう!
外交的・社交的・積極的な人が、
良しと見られがちな世の中の流れがあります。
HSC傾向の子は、
どちらかというとその反対の良さがあります。
・共感力がある
・空気がよめる
・優しい
・物事を深く考える力がある
・想像力が豊か
不登校になる子は、感性が強く
敏感で繊細な心の持ち主の子が多いです。
完璧主義思考で頑固なタイプが多いのも特徴です。
しかし、
これという物に出会ったら
その頑固さが、いざというときに
特別な力を発揮します。
みんなの想像以上のことを成し遂げる
特別な存在になる可能性も
十分に秘めています。
誰でも長所もあれば短所もあります。
お父さん・お母さんが周りに振り回されず、
この子のだけの良さに注目をしていたら、
あなたのお子さんも
もし、周りの子と違う価値観に気づいても
それも含めた自分を受け止め
自分自身を大切に出来るでしょう。
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